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YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETER 修理と校正

掲載日: / 更新日:
YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETER 修理と校正

YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETERを入手

手持ちのテスターの挙動が不安になってきたので、ベンチトップタイプのマルチテスターを物色

送料込みを考えると格安(3,000円)でデジタルマルチメーターを入手しました。

電源が入るのと、電圧及び抵抗レンジでチェックしてみましたが
動作しているようです。
精度に関してはよくわかりません。
という事でした。
 

YOKOGAWA 7541 について

メーカサイトやネット上で情報を探しましたが、校正をされているサイトに若干校正後の保証スペックが記載されている程度で、ほとんど有用な情報は見つけられませんでした。
しかし、この機種の兄弟(OEM?)と思われる機種を見つけました。
Panasonic デジタルマルチメータ VP-2662A
山脇電子工業株式会社 様のページで仕様書(カタログ)が入手できます。
温度測定と周波数Bの測定、ピークホールド機能などが省略された機種のようですが、
24999カウントフルスケールですが、10μV・μAまで計測でき、ACに関してもTrue-RMS測定できるようです。
TechEyesOnline に本器のカタログもあるようですが、プレミアム会員登録が必要なので、今回は見送りました。
 

YOKOGAWA 7541 の動作確認結果

動作確認したところ、
  1. ショート状態でも抵抗値が異常に大きい。
  2. 電圧(V)レンジで0V(ショート)時のオフセットが若干大きい
  3. 電圧表示が若干低めに出ている。(スペック的には下1-1/2桁以外はそれなりを期待だが)
  4. 電流測定ができない。(入力オープンになっている)
1.については、大電流を流して入力ターミナルを焼いてしまっていました。入力ターミナル部分が若干溶けてはいましたが、機能的には問題ないようでしたので、ターミナルのネジを外して、コンタクトのクリーニングと真っ黒になったネジを手持ちのものに交換して、0Ω時に0.05Ωまで下げることが出来ました。
2.3.については、別途校正を検討
4.これはヒューズ切れでした。おそらく1.の発生時に切れたのでしょう。ヒューズ交換して測定できるようになりました。
 

YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETER の校正

校正については、情報を入手できませんでしたので、自身で確認した方法となりますので、誤りも多分にあろうかと思います。
回路解析までしていませんし、手持ちの実機での確認だけなので、確証のない参考程度とお考え下さい。
中身は、ADCMTの高精度タイプなどに比べると大変シンプルです。(高精度器などは、標準器となる部分が厳重にシールドされていたり、特殊な実装が施されていたりします。)
YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETER の内部
シールドを外して、調整部を少し拡大。基板裏側にマイコン、基準電源などが実装されているようです。
YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETER の校正
 
AC、温度関係は、適当な標準器やプローブを持っていないので、今回は見送り
おそらく、
AC True-RMS関係は、 VR6、VR7、CV2,CV3
温度関係は、VR17、VR16(?)
と思われるが、確認はしていませんので、あくまでも推測です。
 
校正で調整したところは、(記載のない電圧電流表示はDC/直流レンジ)
VR6:電圧のオフセット調整(AC)。250mVレンジで入力をショートして0Vなるように調整
RT:基準電圧調整?250mVレンジの校正。240mVを入力、表示を合わせる。
VR3:2500mVレンジで2.4Vを入力調整。
VR2:25Vレンジで24Vを入力調整。
VR4:250Vレンジで240Vを入力だが、標準器がないので122.2Vで調整。
VR5:2500Vレンジで2400Vを入力だが、標準器がないので122.2Vで調整。
   多分これで、すべてのDC電圧は校正できると思いますが、だめなら、再度RT
直流電流については、多分この電圧校正で許容範囲に収まると思います。(外れた場合の調整は不明)
VR11:250Ωレンジ。100Ωを接続して確認。
VR12:2500Ωレンジ。1KΩを接続して確認。
VR13:25kΩレンジ。10kΩを接続して確認。
VR14:250kΩレンジ。100kΩを接続して確認。
VR15:導通ブザーの設定。使いやすい設定にすれば良いと思います。私は回路チェックが主なの凡そ10Ω以下なら鳴る様にしました。
 
※抵抗測定は、測定ケーブルの抵抗値も考慮にいれて、校正レンジであらかじめショートでの抵抗値を確認REL設定(相対値を記憶して差し引きしてくれます)したあと校正する。
※標準抵抗は、レンジ内の中間値あたりの値のわかっている抵抗で代用できる。
※校正は、電源投入から30分以上経過後実施する。
※できれば環境温度は25度にする。
ADVANTEST TR6150 HP 3468A YOKOGAWA 7541 01
 

気になる残問題

意味不明な調整部分も気にはなりますが、それより、読み取り値が安定するのが数回のサンプリング後となっていて、読み取り値の確認に注意が必要な感じになっている。下2桁だけなので、実用上は問題は少ないがオフセット調整などリアルな状態を読み取りながら調整する場合などは気を付ける必要がありそうです。

本来のこの機種がそういうものなのかもしれないですが、変換が遅い2重積分方式でも数回サンプリングが必要な状況はおかしい。積分回路/サンプリング回路で使用しているコンデンサの劣化が進行しているのかもしれません。ADコンバータ周りの回路もチェックが必要かもしれない。

その他にもレンジ切替直後、読み取り値が若干ずれる場合がある。レンジ切替のリレーのコンタクトが劣化しているか、最近の使用頻度が少なく目覚めが悪い状況になっているのかもしれない。しっかり使用しながら様子見が必要と思っています。

 

YOKOGAWA 7541 DIGITAL MULTIMETER 修理と校正に1件のコメントがあります

  1. VR8,VR9,VR10は、なんの調整でしょう....?
    レンジ切替に関係しそうな位置にありますし、高電圧レンジのアッテネータ切り替えが、VR8,VR9,VR10かなぁ~と推測しています。
    何となくレンジの切り替えの仕方で表示値が異なるような気がするのは、このあたりの切り替えが最適でないから??
    確認できる範囲で再度調査が必要な気がしてきた。

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