カテゴリー: デジタルサイネージ

パワーポイントビュアーを使用する場合にいくつか注意点があります。
ここに記載以外にもあると思いますが、ここでは、デジタルサイネージに使用するにあたり問題となったことを記載します。

インストールについて

PowerPoint Viewerは、こちらからダウンロードしてインストールしますが、必ず、こちらのMicrosoft PowerPoint Viewer Service Pack 2 (32 ビット版): KB2687456でアップデートします。

アップデートしておかないと、自動スライドショーが自動で再生されません。

再生するファイルについて

再生するパワーポイントの中に動画が差し込まれていると、正しく再生できません。

大きなノイズが乗ることがあるので、音量が大きいとスピーカーなどを劣化させるかもしれませんので注意が必要します。

自動スライドショー再生について

自動再生するには先に書いたSP1が必要ですが、そのほかにマウスカーソルが表示されたままになってしまいます。これを回避するには、マウスカーソルを強制的に非表示するか、マウスカーソルを目立たない端に移動させることになります。

マウスカーソルを強制的に非表示にするには、「AutoHideMouseCursor」などを利用します。管理者権限で動作させないとうまく動作してくれない場合もあるので、環境に合わせて設定します。

デジタルサイネージで使うスライドショーをPowerPointで作る方法

スタンドローンのデジタルサイネージのデータとして、通常は動画かスライドショーを使用します。

ここでは、PowerPointでスライドショーの作り方を簡単に説明します。

1.通常のプレゼンテーション同様にPowerPointでデータを作ります。

この時、以下の点に気を付けます。

  • 実際に表示する画面サイズに合わせて作成します。通常は「デザイン → スライドサイズ → ワイド画面(16:9))」で良いでしょう。
  • 文字や絵が動くアニメーションを使うと、人目を引きやすくなります。アニメーションを使う場合は、通常「画面切り替えタイミング」は「クリック」となっていますので、動かしたいタイミングに合わせて変更します。
  • 画面の切り替える時間は、アニメーションが動いている時間を除いて、あまり長すぎないようにします。飽きられないうちに画面を切り替える感じが良いでしょう。完全に停止している時間は長くても10秒といったところで、通常は5秒以内が良いと思います。
  • 動画やリンクは貼り付けないようにします。Powerpointviewerでは動画は正常に再生できない場合があります。

2.出来上がったプレゼンテーションを自動スライドショーにします。

  • 「画面切り替えタイミング」を「クリック」以外の必要に応じた設定をします。(表示するページすべてに設定)
  • 「スライドショーの設定」の「自動プレゼンテーション」と「ESCを押されるまで繰り返す」を設定します。

3.作成が完了したら、「エクスポート」で「プレゼンテーションパックを作成」します。

4.作成されたプレゼンテーションパックの中のpptxがスライドショーとなります。

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