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Linux上でWindowsアプリを動作させる環境の構築

性能はともかく安定して動作させるのは、VirtualBOXのような仮想マシン上にWindows OSをインストールして動かすのが簡単ですが、別途Windows OSを購入しなければならないですし、実マシン(Linux)からメモリを固定的に割くことになります。また、Linuxから敷居なし(Windowsを意識しない)というわけにもいかなくなりますから面白くありません。

Linux上で動作しない常時必要なWindowsアプリがあるなら、別途Windowsマシンを用意してリモートコンソールでWindowsマシンを使ったほうがよいと思います。

ということで、ここでは「wine」を使って、Linux上でWindowsアプリを動作させる環境を作りたいと思います。

Wineですが、日々Updateされており、安定バージョンでも良いのですが、少しでも動く可能性を広げたいと思い、ここでは、最新版をインストールしたいと思います。(使用したいWindowsアプリが動作するWineのレビジョンがわかる場合はそのバージョンを準備したほうが良い場合もあります。)

Ubuntu 18.04の場合:それ以外は、Repositoryの部分が異なります。

sudo dpkg --add-architecture i386 
wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
sudo apt-key add winehq.key
sudo apt-add-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ bionic main'
sudo apt update
sudo apt install --install-recommends winehq-devel

これでwineがインストールされました。

ライブラリ、フォント、タスクマネージャなどをフォローしてくれる「Winetricks」もソフトウェアからインストールします。

Windowsアプリをインストールする前に

LinuxとWindowsではフォントに指定がことなりますので、最低限Windowsの日本語フォントの代替えを設定しておかないとインストール中に文字化けばかりで読めません。

とりあえず、WinetricksのInstall Fontsで「xxx japan xxx」日本語関係のフォントをインストールしちゃいます。

その他、インストールしたいWindowsアプリが必要といているライブラリがわかっている場合は、事前にWinetrickでインストールしておくとインストールがスムーズに完了します。

Windowsアプリをインストールする

ここではちょっと専門的なツールをインストールします。

USB接続のプログラマーTL866_IIPlusの制御プログラムはWindows版しかないのでこれをLinux上で動作するようにします。

まず、ここからTL866II Plus Application softwareをダウンロードします。rarのままでは使えないので、解凍してexeを抽出しておきます。

USBでデバイスを認識させるために少し細工が必要なので、こちらからプログラム「setupapi.dll」をダウンロードと手順を参考にします。

sudo echo 'SUBSYSTEMS=="usb", ATTRS{idVendor}=="a466", ATTRS{idProduct}=="0a53", GROUP="plugdev", MODE="0666"' > /etc/udev/rules.d/51-minipro.rules

sudo udevadm trigger

wine XgproV811_Setup.exe

「setupapi.dll」を「~/.wine/drive_c/Xgpro/」にコピー

これで完了です。

Windowsアプリによっては、以下を単純に実行するだけでインストールできることもあります。ただ実行時カレントディレクトリは、デスクトップは避けましょう。

wine <インストールプログラム>

例えば、圧縮解凍ツール7ZipはLinuxでもありますが、日本語GUI表示にならないようなのでWindows版をインストールしちゃいます。

最新のインストール実行ファイルをダウンロード

linux Wine 7zip

このままOKでWine Windowsプログラムローダーで開くとインストールを始めます。あとは指示通りでインストール完了。

WindowsでいうところのスタートメニューのWineのアイコンからインストールしたWindowsプログラムが起動できますし、ファイルマネジャーThunarでファイルを右クリックするとコンテキストメニューに圧縮解凍メニューも出て、あたかもLinuxネイティブのように使用できるようになります。

試しにCINEBENCH R15を動作させてみました。適当なフォルダーにおいて、実行ファイルをクリックするだけで動きました。インストールが不要なプログラムはLinux環境であることを全く意識しないで実行でき、ちょっと感動します。しかもOpenGLというのもありなかなかの結果。

ただし、DirectX/VB6などが必要なプログラムはそれらのライブラリ(DLL)を事前にインストールしておく必要があります。(wine自前で動作する場合もあるらしい。)

今後試して、ぜひ動かしたいWindowsアプリ

・公的個人認証サービス

問題は非接触カードリーダーをアプリに見せるところか…..

・JDL IBEX出納帳

これは、一部ネット関係の機能が気になるけど、….

・e-TAX

Web版は、OS/IEのチェックをしてくるが、これはクリアできる。しかし、ActiveXを要求してくるのでだめ。

さて、ダウンロード版が使えるかどうか。

・松井証券 ネットストック・ハイスピード(最近貧乏なので触れてないが(-_-;))

推奨環境がIE11/Edgeとなっているが、これらはいずれも現状Wineにはインストールできないようなのでだめかも。ただ、推奨環境の記述から可能性も残されているような….

一部のサービスはGoogle Chromeで動作するようなので、試してみたい。

・CLIP STUDIO PAINT Pro

動かなければ、代替え手段はあるけれど、仕事でバーナーや写真修正に愛用しているので、動くと嬉しい。

掲載日:
カテゴリー: ノートパソコン

Linuxのススメ その5


Linux(Xubuntu)のアプリケーションについて その3

あると少し幸せになるアプリケーション

◆ディスク管理

GNOME Disks。ディスクの検査や新規ディスクのフォーマットなど

あと、常駐機能はないが、Smart情報でディスクの健康状態の確認もできます。時々確認しておくと、ディスクやSSDの消耗を事前に知ることができる場合があります。

◆ディスク管理 その2

MATE ディスク使用量解析。ディスクの使用容量が簡単に確認できます。

パソコンに詳しくない方が、パソコンの調子が最近悪いと言われる要因の1つ。ディスクの空き容量不足の確認に使用できます。

また、新規にディスクを追加、交換する際の目安確認にも利用できます。

◆スケジュール・ToDo管理

アドオン(プラグイン)ですが、スマートフォンとの連携できると大変便利ですので、Googleカレンダーを利用するのが簡単と思います。

メーラーにThunderbirdを使用していれば、

◆連絡先/アドレス帳

これもアドオンですが、メーラーにThunderbirdを使用していれば、vCard標準の連絡先「CardBook」

◆マインドマップ

FreeMind

考えをまとめたい時、煩雑なことを整理し、解決策を検討する。小説や作文の骨子をまとめるなどさまざまな使いみちがあるツールです。

 

 

 

◎補足

 

Linux(Xubuntu)のアプリケーションについて その2

ちょっと専門的なアプリケーション

◆FTP

定番FileZillaでしょう。Windows版もあります。

◆ソフトウェア開発環境

定番?Visual Studio Codeでしょう。Windows版もあります。

html,java,php,pytonなど様々に対応。ホームページなどの作成にとどまらず、マイコンのソフト開発もできちゃいます。拡張機能で対応範囲は無限

sudo apt-get install curl

curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg

sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/

sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'

sudo apt-get install apt-transport-https

sudo apt-get update

sudo apt-get install code

◆電子回路設計 CAD

Kicadでしょう。Windows版もあります。

インストールも簡単。ちょっとインストール時間はかかります。

ターミナルコンソールから、最後に言語パッケージを入れると日本語表示もできるようになります。

sudo add-apt-repository --yes ppa:js-reynaud/kicad-5
sudo apt update
sudo apt install kicad
sudo apt install kicad-locale-ja

ちなみにインストール直後は回路図エディタなどがグレーアウトしていますが、プロジェクトを作成すると使えるようになります。

◆ウェブ開発

先のVisual Studio Codeで十分と思いますが、もっとお手軽なのは、Bluefish、以前確認したときには若干不安定でしたがWindows版もあります。

◆リモートデスクトップ

Remminaでしょう。

◆3D CAD

完全無料となると、FreeCADでしょう。Windows版もあります。

sudo add-apt-repository ppa:freecad-maintainers/freecad-stable
sudo apt-get update
sudo apt-get install freecad freecad-doc && sudo apt-get upgrade

 

◎補足

そうそう「ソフトウェア」からインストールする場合、同名の場合☆のある方を選びましょう。

(順次追加予定)

Linux(Xubuntu)のアプリケーションについて

お勧めのアプリケーション

xubuntuをインストールすると初めから基本的なアプリケーションがインストールされていますが、Windows10からの移行だとこのままでは物足りませんので、少しアプリケーションを追加します。

◆ブラウザ

標準では、FireFoxがインストールされています。このままでも良いのですが、より軽い動作が期待できるChromiumにすると古いパソコンでも幸せになれると思います。ただし、まだまだ主流のFlashplayerや、著作権保護のDRMに未対応なので、快適に使うには少しインストール手順が必要となります。

まず、Chromeをインストールします。そのあとChromiumをインストールします。こうするとChromeのFlashplayerとDRM機能をChromiumから使えるようになります。(Chromeをインストールしない方法もあります)

Amazon Prime Videoを見る為には、Chromiumに拡張機能「User-Agent Switcher」(提供元: https://www.esolutions.se)を入れます。そして、先にインストール済みのChromeのUser Agentを調べて(Chromeで、https://www.esolutions.se/whatsmyinfoをアクセスする。)、「User-Agent Switcher」のChrome for Ubuntuを編集して最新のUser Agentに書換えます。

さらにVP8/9ハードウエアコーデックをサポート(i3-7xxx以降、Nvidia gtx950/gtx1030以降)出ない場合は、youtubeを快適にみる為に、Chromiumに拡張機能「h264ify」を追加して、youtubeがvp9を使用しないようにします。また、HD動画が重い場合は、「h264ify」の60fpsブロックを有効にします。60fps動画を30fpsに間引きして表示することで、そこそこ鑑賞できるようになります。

補足1:

上記の手順で、AmazonPrimeVideoが再生できない。Flash動画でFlashPlayerが認識されない場合などは、Chromeで動作するのを確認後、Chromiumを一度削除、再度インストールするとうまく行く場合があるようです。

補足2:

なぜ、Chromeではなく、Chromiumなのか? オリジナルソースはGoogleとはいえオープンソースで、Chromiumの方が動作が軽い為

◆メール

標準でインストールされるThunderbirdで問題ないと思います。Windows版もあります。

◆ファイルマネージャー(Windowsでいうエクスプローラ)

標準でインストールされるThunar ファイルマネージャーで問題ないと思います。

◆動画プレーヤー/DVDプレーヤー

標準でインストールされるParoleでも問題は少ないと思いますが、より軽く標準でほとんどのフォーマットに対応して、Windows10のメディアプレーヤー的なSMPlayerを推奨します。SMPlayerは、mplayerのフロントエンドなので、同時にmplayerもインストールされます。SMPlayer経由でmplayerを使用することで、ハードウェア動画再生支援などが自動的に設定され、操作性もユーザーフレンドリーになります。Windows版もあります。

ちなみにYoutubeも「動画のURLのコピー」してSMPlayerでURLを開くで軽快に表示されます。

SMTubeを入れるとブラウザなしでSMPlayerからYoutubeから見たい動画を探して再生できるようになります。

 

sudo add-apt-repository ppa:rvm/smplayer

sudo apt-get update

sudo apt-get install smtube

◆音楽プレーヤー

先のSMPlayerで良いと思いますが、音楽専用にこだわるなら定番の「Audacious」が安心と思います。

◆画像表示/簡易修正

表示だけなら、標準でインストールされるRistrettoでも良いと思いますが、多少の編集は出来ると便利ですので、nomacsが良いと思います。そこそこ軽いですし、トリミング、色彩補正などちょっとした修正もできます。

◆グラフィックツール

PHOTOペイント系の定番はgimpですが、ちょっととっつきにくいのと、初心者(一般ユーザ)には機能が多すぎたり、起動時間が多少必要などありますので、Kritaをお勧めします。ちゃんと日本語入力も対応しています。Windows版(Windows Storeからだと有償ですが、直接ダウンロードなら無料)もあります。

ただし、「ソフトウェア」からインストールした場合、日本語表記にできないようです(2019・1月現在)ので、インストール後、ターミナルコンソールから「sudo apt install krita-l10n 」を実行します。これで日本語表記が選択できるようになります。

ドローイング系は、定番Inkscapeでしょう。Windows版もあります。

◆オフィスソフト

標準でインストールされるLibreOfficeで問題ないと思います。パワーポイントも使う方は、「ソフトウェア」からLibreOffice Impressをインストールします。Windows版もあります。

標準でインストールされているものが不安定な場合、以下の手順で最新安定版をインストールします。私の環境では、システムがフリーズするなどの現象が発生したので、以下の手順で入れ直しました。

ソフトウェアで、現状インストールされているLibreOfficeをすべて削除後、

sudo snap install libreoffice

これでLibreoffice関連がすべてインストールされます。

◆家計簿・経理ソフト

GnuCashが日本語の解説もされており良いと思います。「ソフトウェア」からGnuCashをインストールします。

◆エディタ

Linuxといえば、viが有名ですが、一般向けではないですし、標準でインストールされているmouspadで十分とは思いますが、もう少し便利なgedit をおススメします。

◆動画変換

HandBrakeでしょう。Windows版もあります。「ソフトウェア」からインストールできますが、最新版を使いたい場合は以下

sudo add-apt-repository ppa:stebbins/handbrake-releases
sudo apt-get update
sudo apt-get install libdvd-pkg
sudo apt-get install handbrake-gtk handbrake-cli

日本語で表示されないかもしれませんが、慌てずにOSを再起動してみます。それでも日本語表示されない場合は、日本語 Remixのページにあるトポロジーの追加をして、Updateします。(日本語で使用するなら、はじめからこれをやっておくと良い)

wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/bionic.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt update

sudo apt-get upgrade

このあと、一度再起動して、更新を確認して更新します。これで日本語表示になります。

◆CD/DVD書込み

Xfburnでしょう。

◆動画編集

Shotcutでしょう。Windows版もあります。

snapが使えるので以下で簡単インストール。

sudo apt install libsdl2-dev

snap install shotcut --classic

VAAPIでハードウェア エンコードを使用する場合にグラフィックカードを使用しているとIntel CPUのQSVを認識してくれない(バージョン 18.12.23)ので、QSVを使用したい場合は明示てきに指定する必要があります。「高度」「その他」に以下の記述を追加します。「D128」は/dev/driの下を確認して適当なものを設定します。

vaapi_device=/dev/dri/card*

vaapi_device=/dev/dri/renderD128

ちなみに指定したdeviceが正しいかどうかは、「vainfo –display drm –device /dev/dri/renderD128 」(例)で対応する機能を確認することでできます。

◆パスワード管理

KeePassXCでしょう。ほとんどのプラットホームで共通に使用できますし、割符キーを使えば、セキュリティも万全となります。

KeePassXCをセットアップして、KeePassXCブラウザ統合を有効にして、ブラウザ側に拡張機能「KeePassXC-Browser」を組み込んでおくと幸せになれます。

「ソフトウェア」でインストールできるものは少々古いようで、KeePassXC-Browserから警告されることがあるようです。最新版をインストールできるようにします。

sudo add-apt-repository ppa:phoerious/keepassxc

sudo apt-get update

sudo apt install keepassxc

◆ドキュメントビュア

Okularをおすすめします。PDFやテキストをサムネイル付きで見られる便利なツールです。

Okularは様々フォーマットに対応して、動作も軽いので良いのですが、残念ながら、(2019.2時点)ePUB(電子書籍)の縦書き表示に対応できていません。ほぼ同じ見た目と機能で、縦書き表示もできる「Atril Document Viewer」の使用をおススメしたいと思います。

◆電子書籍

calibreが便利そうです。Windows版もあります。

書庫管理、書籍フォーマット変換など多彩な機能があり、ビューアーも備えています。

残念ながら、縦書き表示には対応できていないので、縦書き書籍の閲覧には別途ビューアを用意しないといけません。

手持ちの書籍の管理と手持ちのKindleへの配信などができるようですが、USB接続して、Documentsファルダーに作成したAZW3ファイルを置いちゃうのが簡単です。

プラグインにより機能拡張ができ、購入したDRMで保護された書籍を気に入った方法で読むこともできます。しかし、今の日本の著作権保護法では、使用法次第でアウトですので、ここでは記載しません(たくさん記載された記事が散見されますので、そちらをご参考にしてください)。

◆Adobe Flashplayer

まだまだ必要なサイトがあるので。chromeを使用であればはじめから含まれているので不要です。

「設定」->「ソフトウェアとアップデート」の「他のソフトウェア」でCanonical パートナーリポジトリが有効化して
sudo apt install adobe-flashplugin
sudo apt install browser-plugin-freshplayer-pepperflash

◆画面キャプチャ

ソフトウェアから「simplescreenrecorder-mardy」をインストールすれば良いのですが、現時点(2018.1)では日本語フォントが化けてしまいます。化けないようにするには、以下のようにフォントを指示する方法がありますが、他にも影響する可能性もあるので、おススメしません。

sudo mount -o ro,bind /usr/share/fonts /snap/core/current/usr/share/fonts

最新のsimplescreenrecorderをインストールすれば、日本語も正常に表示されます。

sudo add-apt-repository ppa:maarten-baert/simplescreenrecorder
sudo apt-get update
sudo apt-get install simplescreenrecorder

このソフトを使うと、パソコンの画面を動画で記録できます。

 

補足:

iphone/ipadと使われている方は、まだiTunesを使われている方も多いと思いますが、iCloud(有料でもかなり安い)を使い、Linuxからicloud経由してデータを共有できます。

Chromiumに拡張機能「iCloud Dashboard」を追加しておくとより簡単にアクセスできます。

残念ながら音楽データなどは、この方法は使えないので、iphoneに「EZMP3 Player 」をインストールして、ファイル転送するような手法になると思います。(iphoneは持ってないので未確認。ゴメンナサイ)

ハードディスク(HDD)やシリコンディスク/ソリッドステートドライブ(SSD)の健康チェック

あなたのHDD/SSDは健全ですか?

近年のハードディスク、とくにSSDの信頼性向上は目覚しいと思いますが、それでも動作環境により極端に寿命が短くなったり、製品寿命や故障で、ある日突然データが読めなくなる、パソコンが起動しないなんてことがあるかもしれません。

あなたのHDD/SSDは大丈夫ですか?

最近のHDD/SSDは、S.M.A.R.T.なる状態をログする機能を持っています。このログを確認することで、利用温度や経年劣化による故障の兆候や寿命を予見することが可能になります。

S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)を利用する

最近のPCのBIOSやOSには標準でS.M.A.R.T.データを参照する機能がある場合がありますが、BIOSに至っては再起動時にしかわかりませんので、殆ど再起動しないパソコンなどは、再起動したときには時遅しなんてことがあるかもしれません。

運用中に定期的にS.M.A.R.T.を監視して、状態がかわると警告してくれる常駐アプリケーションを利用をお勧めします。

CrystalDiskInfo

Crystal Dew Worldで開発、公開されているソフトでBSDライセンスですので、無料で利用できます。いかに紹介する有料ソフトに対して監視のみですが、雫ちゃんバージョンや音声による警告など、無料とは思えない優れものです。

インストールするだけでは、常駐してくれません。ソフトを起動して機能->常駐とスタートアップにチェックすることで、常駐監視となります。

設定した警告温度、代替セクタを増えた場合など警告をしてくれます。

弊社経由でパソコンを購入されたお客さまには、標準でインストールをお勧めしています。

HDD Sentinel PRO

有償ソフトになりますが、HDD/SSDを監視して大事なデータの保全に役立つソフトですし、会社様によってはフリーソフトのご利用は制限されていたりしますので、こちらをご利用も良いかもしれません。監視だけでなく、積極的な診断テストや残り寿命の予測表示などの機能もあります。また、HDD/SSDだけでなくSDカードやUSBメモリなどの診断もできます。

有償らしく、機能が充実していてよりビジュアル的に表示してくれます。

HDD Sentinel PRO ver.5|ダウンロード版

新品価格
¥3,980から
(2018/1/11 09:48時点)

その他にもPC/HDD/SSDに添付されている場合もあるようです。

 

ここで紹介したのは、Windows版ですが、LinuxでもS.M.A.R.T.はサポートされています。

S.M.A.R.T.のサポートはWindowsよりLinuxの方が早かったのですが、残念ながら、ユーザーフレンドリーなアプリケーションはないように思います。サーバーなどでは、以下に紹介するCUIツールで十分なので、GUIツールの必要性が低いからかもしれません。

従来は、smartmontools パッケージをインストールして、コンソールからsmartctl コマンドでS.M.A.R.T.情報を見ていましたが、バリバリのlinux使いを除いてユーザーフレンドリーではありません。常駐監視や警告表示なども可能ですが、GUIではないので万人向けではありません。

GSmartControl(smartctl のフロントエンド)を利用することでGUIでの利用ができるようになりますが、それでも万人向けではありません。

ubuntuでは、標準でディスク管理ソフト(ディスク:⁠gnome-disks)でS.M.A.R.T.情報の確認ができるようですが、詳細は未確認 m(__)m

 

今どきのLinuxの詳細なご紹介はまた今度…..機会があれば

最後に

S.M.A.R.T.も万能ではありません。突然の故障には対応できませんので、日頃からのバックアップは怠らないようにしましょう

使ってみたのは、1コインで購入できるUSB電源 スピーカーです。

USBから電源をもらって、Φ3.5mmステレオミニプラグをPCの音声出力ジャックにさして使用します。

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箱の絵を見てわかるようにノートパソコンに接続しての使用が想定されています。

デスクトップに接続した場合には、ノイズが乗るとかで、評判が今一つといった様子ですが、これは、デスクトップのUSBの電源はノイズが大きい傾向があるということでしょう。ノートパソコンの場合は、バッテリを搭載していたり、もともと消費電力が押さえられていたりで、比較的USB電源のノイズは小さい傾向があるので問題が顕著でないが、デスクトップパソコンでは顕著になってしまったということでしょう。

この商品に対する評価を見ているとUSB AC電源アダプタを使用した場合にはノイズは乗ってないようですので、どうしてもノイズが気になる方は、スマホ充電用とかのACアダプタを使用すれば、問題は解決します。ただし、電源がパソコンとは別になりますので、別途電源をON/OFFしないといけない手間が発生します。(電源スイッチはあるので、それでON/OFFできます。)

もう一つの対策は、必ずしも解決するわけではないですが、パソコンの別のUSBコネクタにさしてみることです。特に電流容量が大きく別のレギュレータで供給されていたりするUSB3の口は、解決しないまでもノイズ音が小さくなる可能性が高くなると思われます。この時、スピーカーを接続するUSBとステレオミニプラグの両方の接続も確認しましょう。何度か抜き差ししてみると良いかもしれません。接触が不十分だとノイズが乗りやすくなるからです。但し、原価を極限下げたマザーボードではコネクター系はメッキが弱い場合も多いので、抜き差しもほどほどにします。

もともとUSB電源をそのままパワー系の音響回路の電源に使うこと自体が厳しいので、この価格帯ですので、ほどほどに妥協が必要と思います。今回実機を触る機会がありましたので、実際に使ってみた限り、大きく気になるほどではありませんでしたが、やはり多少ノイズか聞き取れました。スピーカー内部にDC-DCコンバーターなど電源整流平滑回路を組み込めば解決する問題とは思いますが、それではとてもワンコインでは販売できません。(4Vでも動作するようなので、LowDropの三端子レギュレータを内蔵するだけで解決はしそうですが、それでも原価は上がるので難しいと思います。)

ワンコインの割には意外なほどちゃんとした音で、通常のディスプレイ内蔵のスピーカーよりはましな音で鳴ってくれますので、よくできた商品と思います。とは言っても音楽鑑賞するには厳しく、BGMかちょっとした休憩に映画をみる程度なら使えるか程度で、過大な期待をしてはかわいそうです。

妥協・満足出来ない方は、金額の高いものでも、ACノイズの「ぶ~ん」や蛍光灯などの「ぴ~」が乗るものがたまにあるので、店舗などで実際に音を聞いてから購入されるのが良いかと思います。

Dell Inspiron 11 3000シリーズを触る機会ができましたので、サクッとレビュー。

CPUや構成の違いで様々なモデルがありますが、今回のモデルは、

  • Inspiron 11 3162
  • インテル® Pentium® プロセッサー N3710 (2M キャッシュ, 最大 2.56 GHz まで可能)
  • 11.6-インチ HD (1366 x 768) アンチグレア LED-バックライト ディスプレイ
  • 4GB シングル チャネル DDR3L 1600MHz (4GBx1)
  • 128GB ソリッド ステート ドライブ

Dell Insprion11 LCD Open

Dell Insprion 11 外観表

細かいところまで配慮されたトータルバランスがよいノートパソコンです。

通常使用では不満のないCPU性能にSSDの高速アクセス、そして、アンチグレアで見やすいLCD(厳しい評価をされているようですが、価格バランスを考えると十分実用的)、優れたバッテリ駆動時間。筐体はコストダウンで安っぽさを否めませんが、十分な剛性、手跡の目立たない表面塗装、操作性を配慮した構造などよく考えらています。

些細な筐体の安っぽさだけ許容できれば、ベストチョイスのモバイル兼おうちパソコンです。

筐体の安っぽさは、LCDを閉じてハンドリング中は感じません。LCDを開けたときにLCD筐体のふちに触れたときに感じてしまいます。(角取りしないで組み立てたプラモデルみたいな。今の人にはわからないか....)コストダウンの結果でしょうけど、筐体(LCD側)のふちの角取りがされているとぐっと印象が変わったかと思います。

あと、個人的にはTopの大きなDellのロゴですが、もう少しつつましくなるとうれしい。

少し細かいところを見ていきます。

Dellのこのクラスのノートパソコンで必ず指摘されていることですが、LED表示がありません。LED表示がされるのは、CapsLockとCamera activeの2つだけです。スリープ運用が当たり前のモデルなので、トラブル発生時の切り分けに困るくらいで、普通に使えているときは困らないでしょう。

Dell Insprion 11 CapsLock OFF

Dell Insprion 11 CapsLock ON

micro SDスロットが左サイドにあります。ほぼぴったりSDが収まるようになっており、内蔵ディスクの容量不足をmicro SDで補うような運用にも支障がなさそうです。

Dell Insprion 11 MicroSD挿入状態

LCDが開けやすいように口があります。

Dell Insprion 11 LCD開け口

裏側はすっきりしています。

Dell Insprion 11 裏側です。すっきりしています

裏蓋を固定するねじの内、真ん中の1個だけカバーがされています。

Dell Insprion 11 裏側ねじカバー部

運用次第で支障はないとは思いますが、電源スイッチが押しにくく押した感がありません。

先に書いた筐体の些細な安っぽさとこのスイッチがこのパソコンの数少ない減点ポイントと思います。

Dell Insprion 11 電源スイッチが押した間隔が少なく小さく奥まっている

バッテリ駆動時間は、5G Wi-Fi接続でYoutubeの音楽PVを流した状態で、6時間は余裕でした。

最後に

参考までに Windowsエクスペリエンスを測定してみました。もし、メモリがデュアルチャネルならデスクトップともいい勝負になるくらい結構いい値になっています。

Windowsエクスペリエンスの比較

Dellのもう少し上位の機種XPS 12 などや、このモデルの2in1タイプ なども機会があれば、触ってみたいものです。

Dell公式 楽天市場店

先日、愛用のノートパソコンたちを紹介させて頂きましたが、その結果で自分に必要でほしいノートパソコンの姿が見えてきたので、整理して、今推奨できるノートパソコンを紹介したいと思います。

私のノートパソコンに必要な要件

サイズについて

10インチだと小さく、14インチだと大きすぎる。よって、LCD: 11.6インチ~13.3インチ

重量について

2kgでは少々重い。軽いほど良いが、1.6Kgが目安

CPUについて

現状のもので不満は感じてはいないが、M3(i3)以上かCerelonでも4coreはほしい。

メモリについて

シングルタスクなら2GBでもとりあえずは支障はないが、画面が広くなるといろいろと同時にやりたくなるので、4GBはほしい。できれば、性能を考慮してデュアルチャンネル4Gx2が理想

ディスクについて

システムディスクとして64GBはほしい。この場合、ローカルにSDでもUSBでも良いので移動の邪魔にならないデータドライブを別途用意できることが条件となる。SSDであることにこだわりはなくHDDでもよいが、重量、耐震などを考えると128GB以上のSSDが望ましいと思います。(個人的には、SSDは故障徴候なしに突然死が怖いので、バックアップを前提とした使用が必要と思います。最近ではOSやアプリはネット上からインストール、ユーザデータもネット上にバックアップが当たり前になりましたので、SSDを使用する環境が整ったと思います。)

バッテリー稼働について

実稼働時間は、5時間から8時間はほしい。短い場合はモバイルバッテリからの充電ができる機能が必要

スタイルについて

ノートパソコンを開きにくい場面を考慮して、タブレット兼用だと便利

インターフェース

できれば、Wi-Fiは5GHzをサポート。テザリング環境の関係でBluetoothもあると良い。必須ではないが、プロジェクタ接続を考慮してVGA出力があると安心。

さて以上の条件を満たすノートパソコンはあるのか?

15万以上の機種を除いて検討した結果

やっぱり、まずこれ

Dell 2in1ノートパソコン Inspiron 11 Pentiumモデル ホワイト 17Q32W/Windows10/11.6インチ/4GB/128GB

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¥59,980から
(2016/10/18 15:06時点)

Dell 2in1ノートパソコン Inspiron 13 5368 Core i5モデル 17Q22/Windows10/13.3インチ タッチ/8GB/256GB SSD

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¥94,980から
(2016/10/18 14:20時点)

価格的にもう少し下げたければ、

Dell 2in1ノートパソコン Inspiron 13 5368 Core i3モデル 17Q21/Windows10/13.3インチ タッチ/4GB/500GB

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¥72,980から
(2016/10/18 14:18時点)

SSDでないので、一度マイクロソフトアカウントでセットアップを完了した後、Dellのマニュアルに従い、HDDをSSDに装換して再セットアップすれば良いでしょう。

Samsung SSD 250GB TLCメモリ搭載 750 EVO ベーシックキット 2.5インチ 内蔵型 MZ-750250B/IT

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¥6,780から
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ちょっと値段は上がりますが、それだけに、薄く、軽いのでフットワークはかなり軽くなります。

Dellの New Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1これは、「Surface Pro 4」似た製品で画面の角度を変えられない。

その他にもタブレットにキーボードを付けたようなものがありますが、キーボードとタブレット部分がしっかり接合していないので、ハンドリングに気を付ける必要があり、画面の角度も固定だったりで、私の理想形には程遠いので対象外としています。(iPadにBluetooth キーボードでも代用できてしまう。)

番外編 とにかく安くて普通にWindows10が使えるノートパソコン

持ち歩きなら、これ

ASUS VivoBook R209HA R209HA-FD0015T

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¥27,917から
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屋内だけで使うなら

ドスパラのAltair VH-AD2 メモリ4GB搭載

14インチ4GBメモリ搭載で27,777円です。32GB eMMCですが、簡単にSSD/HDDを内部に増設できます。

おまけ

ここに挙げたモデルはすべてofficeなしです。残念ながらマイクロソフトオフィスは相変わらず高価でプリインストールモデルは価格が跳ね上がります。私的には、互換性が必要ないなら、LibreOfficeで十分と思いますが、どうしてもofficeが必要だけど、少しでも安くしたい場合は、

  • office付きで少し安くなっているモデルを探す。
  • メーカーで割引キャンペーンを探す。通常+2.8万が+1.4万とかあります。
  • ライセンス的にグレーな気がしますが、OEM版のofficeを購入して自分でインストール。

私の愛用機をご紹介させて頂きます。

いつの間にか海外機種がずらり……技術者の端くれとしてはちょっと寂しい

下からInsprion14,S205,H100TA

Dell Inspiron 3442 / Inspiron 14 3000シリーズ
  • CPU:Celeron(R) 2957U @ 1.4GHz 2 Core/2 thread
  • MEM: 4GB
  • HDD: 500GB SSD 240GBに変更 ⇒ この変更により起動が数秒とかなり快適となり、ASUS H100TA-DK004HSの出番がほとんどなくなってしまいました。(2017年8月)
  • LCD: 14inch 1366×768 光沢
  • OS: Windows10 Home (Windows7 HomeからUpgrade) x64
  • 特徴: バッテリーで5時間程度は連続稼働。重量が2kgあるが25mm程度の厚さのため、なんとかビジネスバックに入る。VGA,有線LANを搭載
  • 欠点: 映り込みがあり、場所によっては見難い。若干発色が弱い。5G Wi-Fi未対応
  • 用途: 出先で文書作成などまとまった入力作業が発生する場合に利用。おおむねストレスを感じないで使用できるので重宝しています。

Insprion14とS205

lenovo idealPad S205
  • CPU: AMD E-350 @1.6GHz 2 Core/2 thread
  • MEM: 6GB (内 0.4GB VRAM)
  • HDD: SSD 256GB (HDD 320GBを装換)
  • LCD: 11.6inch 1366×768 光沢
  • OS: Windows10 Home (Windows7 HomeからUpgrade) x64
  • 特徴: 小型の割にVGA,有線LANを搭載,サイズ的(1.3kg,A4)に一番使いやすい。バックライトは暗めだが発色は自然。
  • 欠点: 大容量バッテリーでも実稼働時間が3時間と短い。映り込みがあり、暗めの画面の為、見ずらいことがある。再生環境により動画再生に非力を感じる。Windows10初期化で改善しました。
  • 用途: 普段は、ネットワークトラブル対応等出張サービスの検査、連絡用に使用。貴重なVGA搭載でプレゼンテーションにも利用。

S205とH100TA

ASUS H100TA-DK004HS
  • CPU: Intel Atom Z3740 @1.33GHz/1.86GHz 4 Core/4 thread
  • MEM: 2GB
  • HDD: 64GB eMMC
  • LCD: 10.1inch 1366×768 IPS 光沢
  • OS: Windows10 Home (Windows8.1 32bitからUpgrade) x86
  • 特徴: バッテリー駆動時間が8時間程度。5G Wi-Fi対応。タブレット(550g)になる。
  • 欠点: たまに起動しない場合がある。
  • 用途: 持ち歩き専用。出先での事務作業(Office,Internet,Mail)画面が小さいこと以外は特に不満足なし。ディスク容量もネットワークドライブが当たり前になり、microSD(ほぼぴったり収まるので入れたままにできる)で保管もできるので不足は感じない(システムドライブ空き41%)。ほとんどないがセミナーなどパソコンを広げるのは気が引けるシーンや荷物が多い場合にタブレットで使えるのはありがたい。

Dell Insprion14とlenovo S205、ASUS H100TAのサイズ比較

番外編1 iPad3

サイドビジネス用に購入したものですが、画面は綺麗ですし、バッテリー稼働時間が半端でないので、ちょっとしたメモとりなど大変重宝しています。ただ、本体は十分軽量なのですが、カバーを含めたときに母のiPad Airを触ってしまうと重量感が……

以前はいろいろと安定しないOSで、ユーザデータの扱いが独特(設計思想が異なる)だったりで、Windows/Linux/Androidばかりでしたが、ここにきてMacBookにかなり惹かれているこの頃です。

番外編2 ELUGA P-08D

パナソニック製造のdocomoの10インチ防水タブレットです。これは完全にお風呂での観賞用です。Android4.04と古いのと、格安SIMではテザリングができないのが残念です。バッテリー稼働時間が長いのでルータとして使えないかと思う日々です。でも、防水で10インチこれは楽しめます。ただ、最近強制リセットされる(WDT)ことが増えた気がしますが、まぁ趣味で使用するならまだ許容範囲。もう1台あるし……(^-^;

番外編3 Kindle Fire HDX (第3世代)

7インチと画面は小さいですが、発色も音も良くWiFiも安定していて、電池持ちもiPad以上に持つような気がします。現状は、もっぱらベッドでの寝転がっての鑑賞と目覚ましに使用。過去1度充電できなくなるトラブルが発生したこと(500mA充電で復活)以外は非常に安定して稼働しています。

Amazonプライム会員ならAmazon driveが無料で使えますし、Google drive、最近容量が減って残念ですがOne driveなども使用できますので、データの共有も簡単で、持ち出し端末としても十分利用できると思います。

最近やっとAndroidと別物のFire OSとして使い慣れた(Fire OSそのものもこなれて完成度が向上したのもあり)のと、使いやすいアプリも充実。最近見つけたばかりだが、WPS Mobile Officeなんて秀逸。このあたりも改めて書きたいと思います。

調査の経過や資料はそのうち気が向けば……(汗)調査結果のみ

15万を超える高額機は除いて、調べた結果は以下の通り。

持ち歩き、低価格モデルなら、Dell、ASUS、HP(そのほかacer、lenovoなども入ってきますが、いろいろな面での信頼性という意味で若干の不安を感じてしまいます。)
デスクトップ使用、低価格モデルなら、……このジャンルは各社3~7万で混戦状態です。国内メーカーが唯一海外メーカーと対等に戦えているジャンル(但し、スペック面で控えめになっています)。個人的には、この価格帯で事務用購入なら国内メーカー(安心を買うならNEC。性能を選ぶならマウスコンピュータ)、ゲームをするならマウスコンピュータ、ドスパラでしょう。
超薄型、中価格モデルなら、HP、NEC、Dell

残念ながら、パナソニック、東芝、SONYは、高級機が多く、今回は比較対象に入りませんでした。

モバイルモデルを選ぶなら、

画面サイズ メーカ 備考
11インチ未満なら

ASUS

【Amazon.co.jp 限定】 ASUS ノートブック TransBook T100HA ( WIN10 Home 64Bit / インテル Atom x5-Z8500 / 10.1インチワイド / 4G / 64G / グレー / office mobile ) T100HA-FU029T

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11インチ

Dell、HP、NEC(*1)、マウスコンピュータ

Dell ノートパソコン Inspiron 11 Pentium Officeモデル ホワイト 17Q32HBW/Windows10/Office H&B/11.6インチ/4GB/128GB

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*1)モデルにより拡張バッテリが必須になります。
12~13.3インチ Dell、HP、NEC(*1) *1)モデルにより拡張バッテリが必須になります。

デスクトップと兼用なら

 画面サイズ  メーカ  備考
13.3インチ Dell、HP、NEC(*1)、マウスコンピュータ(*2)

*1)モデルにより拡張バッテリが必須になります。

*2)若干バッテリ持ちが短い。外出先3時間使用くらいが目安

14インチ Dell、ドスパラ、マウスコンピュータ  

屋内だけで使用(移動できるデスクトップ)

 画面サイズ  メーカ  備考
14インチ Dell、ドスパラ  
15.6インチ~ 各社値引きモデルが多数あります CPU M3(i3)以上、MEM 4G以上の性能を目安にお好きなデザインと価格で選びましょう。

CPUが、Celeron(2/4コア、1.6G以上)やAtom(4コア以上)の場合でも、極端に負荷が重くない使用範囲が限られた事務専用などであれば、十分です。たまに「遅くて使えない」という評価を見ますが、確かにそういう劣悪な商品もたまに存在するようですが、使用目的・比較対象による酷な評価が多いかと思います。

ちなみに
私が使用しているノートパソコンを、次回紹介させて頂く予定ですが、いずれもいわゆる低スペックのパソコンです。

外出先でoffice、インターネット、メール、ホームページ/ネットショップ編集、画像編集、動画鑑賞など、普通にこなせています。さすがに動画編集などには力不足は否めませんが、一般的な家庭や事務所での使用範囲では問題ないレベルと思います。

最後に

Dellばっかりという印象ですが、決してDellの回し者ではありません。

調べて頂くとわかりますが、どうしても低価格帯だと機能性能面でのバランスの良さで、Dellが目立ってしまいます。

ドスパラやマウスコンピュータなどは、バッテリ持ちがもう少し良ければと思う程度のなかなかよい製品をラインナップできています(中国・韓国・台湾で設計・製造、国内品質管理なんでしょうけど)。他の国内メーカも共闘して海外メーカに負けないある程度割切った商品展開も期待したいところです。

NEC ZEROは、少し尖がっていて面白い製品とは思いましたが、バッテリ持ちがそのスタイルと相反することでヒットしたとは言えない状況と思います。せめて安価になったモバイルバッテリからの充電をサポートしていれば評価はずいぶん変わったと思います。さらに+1.2万円以内でLTE対応モデルなどもラインナップすると他社との差分化をはかれたと思います。(格安SIMが普及し、0SIMのような使わないときは0円のものまで登場しており、今だからほしいラインナップだと思います。)