どのモールが良いか

いろいろ言われているようですが、実際に様々なモールを運用して

運用システム自体は、Amazonが商品別の販売(店舗はその商品の出品者にすぎず、オークションのイメージに近い)とシステム自体の違いはあるが、どこも大差なしなので、多店舗運用ツールなどを使用する場合以外は、運用システム自体は意識する必要はありません。

2017年は、遅ればせながら、Yahooショップも楽天市場もSSL化され、システム自体の混乱が若干予想されますが、Yahooショップの対応状況からは概ね大きな問題はなさそうです。

さて、本題に戻って、どのモールにしましょう!!

相変わらず楽天市場が、Rポイント対応実店舗も増えているようで、元気はまだ失われてない(顧客の訪問数は大きな変化/減少はありません。)

また、Yahooショップも、ソフトバンクユーザの囲い込みが進んでおり、実店舗でもTポイント対応店は増えており、明らかに楽天市場が意識しているほど活発な拡販をしています。

AmazonもFBA以外のプライム対象店や定期おトク便対象店を増やしており、プライム対応で出店者の売り上げも確実に伸びています。

ポンパレは。。。。。私の周りでは売れている感触がありませんが。。。。。

Wowma!(旧DeNA)。。。DeNAでは不振でしたがau直営になってどう変わるか、現状は様子見でしょうか。。。。。

といった各モールの状況(多分に私的感触を含みますが)

今、始めるなら、楽天市場・Yahooショップ・Amazonのいずれか、それ以外は余裕があれば程度で最初に手を出すにはリスクが大きいと思います。

さて、3つに絞りましたが、どこが良いのでしょうか?

これは、商材や販売方針、価格帯などによると思います。

ざっくりですが、

女性向け商材は、楽天市場

(通常は、7割女性だが、ホワイトデーなどは8割男性になり、客層幅は広いので、様々な商材に対応できるが、手数料の関係で他モールより販売価格割高傾向となってしまうので原価率の良い商材に向いています。)

男性向け商材は、Yahooショップ

(女性向けのスイーツなどの商材も売れますが、低価格商品などは店舗が乱立状態なので、独自性のある商材でないと埋もれてしまいます。広告必須)

40歳以上の男性ターゲット、独身者ターゲットなら、Amazon

(最近では、パントリーや定期おトク便で主婦層も増えている印象で、女性の購入者も多くなっている印象。ただ、型番商品は価格競争になるので、独自商材や希少品の販売に向いています。広告費は安いので絶対やりましょう。)

といった感じで、これまでのデータや感触から思いつくまま、書かせて頂きました。

多分、違う印象、考えの方もいらっしゃるとは思いますが、まとめると

楽天市場は、オールマイティだが、原価率が良くない商材は止めましょう。広告費も高額なのでなかなかペイしません。(手数料・ポイントで3割くらいは普通に飛びます)

Amazonは、手数料が1割ちょっとですし広告費が安いので、原価率が悪い商材でも販売できますが、価格競争に陥らない独自性の高い商材に向くでしょう。また、年齢層の中心は50歳台となり、購入意欲も高いので、この年齢層ターゲットとした商品が良いでしょう。

Yahooショップも手数料が1割ちょっとですので原価率が悪い商材でも販売できますが、最近ポイントセールや割引セールが必須となってきており、原価率の悪い商品には向かない傾向になっています。ショップ乱立状況なので、価格競争を避けて、独自性の高い商材がよいでしょう。型番商品なら、サービスで他社にないオリジナル性を持たせる必要があるでしょう。年齢層の中心は若干若いので、40歳未満(^-^;)向けの商材が向きます。

女性ターゲットの商品は、今なら無料のWowma!に注目

auスマホにショップアプリが標準搭載され、auウォレットのポイントの使用も期待できる。現状ユーザの7割が女性で、当面はDeNAの資産を引き継ぐ感じでファッション系が中心となると予想されますが、今後は、スイーツ系も伸びる可能性があります。無料の今なら参戦しても損はないでしょう。

ただ、旧管理ツールからの移行があまり進んでおらず、簡単ページ作成機能は、DeNAからほぼ進化無し。本格的なページ作成はhtmlで作成ができるようになっているくらい。(まだ、他モール同等の本格的なページを用意している店舗は少ないようです。)スマホ主体を考えると商品ページと特集ページをしっかり作り込めばこれで良いと思わないでもないが、他モールとの比較すると見劣りする管理ツールに感じます。

まずは、旧管理ツールから早く移行を完了してほしいと思います。個人ショップならともかく会社出店の場合、役割別にアカウントを用意することになるが、旧システムへは、管理者(契約者)アカウントしか使えないので、店舗構築の機能などは担当者に丸投げができない。