いまさらのEDIROL/Roland UA-4FXをUbuntuで使う
UA-4FXはHD AUDIOとして考えると時代遅れで、性能不足に思われますが、実用オーディオとしての基本性能を考えると十分に戦える性能を持っていると思います。 わけ(不安要素をすべて取り除いた結果)あって、メインPCのサウンド環境が変更となり、最近格安でオークションで出回り始めたEDIROL UA-4FXを入手しました。もちろんジャンクです。 入手して確認の結果、ヘッドフォン端子からRしか出ませんでした。L信号に直列に接続されているチップ抵抗のハンダがヘッドフォンの抜き差しのストレスでしょう浮いていました。修理して完動品となりました。 他にもこの時代(USB1.1からUSB2への移行時期)のUSB AUDIOは多数ありますが、ubuntuでの使用を考えるとWindowsでもドライバーなしで動くものが安心なのと、このレンジのものとしては大変SN比が優れていたこれを選びました。Ubuntuで使う場合のUA-4FXの設定
UA-4FXは、特に気にしないで接続するだけで、Ubuntuで認識され使うことができます。しかし、UA-4FXは動作モードをスイッチで切替るようにできていて、これによってOS上での設定も変わりますので、注意が必要です。まずは、
- ADVANCED DRIVER:ON
これは確定かな。OFFだと44kHz 16bitでしか動作しなくなります。ONだと24bit動作となります。
MIDIを使いたい場合も必須の設定になります。
次にSAMPLE RATEですが、UA-4FXのオーディオ入力を使用するかどうかで選択となると思います。
- 44.1/48(オーディオ入力を使用する場合)
- 96PLAY(オーディオ出力としてのみ使用する場合)
- 96REC(オーディオ入力としてのみ使用する場合)
ubuntuでどのように認識されているかを確認する
- ls -l /proc/asound
- cat /proc/asound/card?/stream0
EDIROL UA-4FX at usb-0000:00:1d.0-1.5, full speed : USB Audio Playback: Status: Running Interface = 0 Altset = 1 Packet Size = 608 Momentary freq = 96000 Hz (0x60.0000) Interface 0 Altset 1 Format: S24_3LE Channels: 2 Endpoint: 1 OUT (ADAPTIVE) Rates: 96000 - 96000 (continuous) Bits: 0AMAZON MUSIC HDなどのハイレゾ音源を再生するならこの設定(96PLAY)でしょう。
EDIROL UA-4FX at usb-0000:00:1d.0-1.5, full speed : USB Audio Playback: Status: Running Interface = 0 Altset = 1 Packet Size = 320 Momentary freq = 48000 Hz (0x30.0000) Interface 0 Altset 1 Format: S24_3LE Channels: 2 Endpoint: 1 OUT (ADAPTIVE) Rates: 48000 - 48000 (continuous) Bits: 0 Capture: Status: Running Interface = 1 Altset = 1 Packet Size = 320 Momentary freq = 48000 Hz (0x30.0000) Interface 1 Altset 1 Format: S24_3LE Channels: 2 Endpoint: 2 IN (ASYNC) Rates: 48000 - 48000 (continuous) Bits: 0私は、入力はオーディオの特性測定時にしか使用しませんが、通常はこちらの設定(48)で十分高音質と感じられると思います。
おまけ
写真に写り込んでいますが、睡眠不足に運動不足でコレステロールが気になるこの頃
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