アーカイブ: ブログ

意外に使えるLCR-T4をプチ改造

LCR-T4をお試し程度のつもりで使い始めましたが、便利で使えるので、もっと気軽に扱えるようにプチ改造しました。

「LCR-T4」は、一般的電子回路で使用する単一機能部品(トランジスタ、ダイオード、コンデンサ、コイルetc)の基本特性や端子の極性表示などを簡単に計測できる大変便利な価格的には玩具ですが、個人レベルでの利用では十分測定器として使える便利なものです。

元々は、AVRマイコンのオープンソースの回路?を製品化したもののようで、酷似商品が多数存在します。

回路図も公開されていますしオリジナルのFWも拾えますので、自作も可能と思いますが、購入したほうが安上がりです。

HiLetgo LCR-T4 9V 128*64 LCD抵抗コンデンサー ダイオード SCR トランジスタ ESR メーター テスター [並行輸入品]

新品価格
¥1,250から
(2018/7/19 17:11時点)

 プチ改造の内容は、

  • ケースに入れる
  • 006P電池の他にACアダプターでも使用できるようにする。

ケースは、100均や文房具の梱包ケースなどを使うと安上がりではありますが、見栄えに劣る場合が多々あるので、今回はヤフオクで販売しているケースを購入しました。

新タイプ LCR-T4 正規品用 LCR ESR トランジスタ テスター用ケース シルバー

新タイプ LCR-T4 正規品用 LCR ESR トランジスタ テスター用ケース シルバー 中

「新タイプ LCR-T4 正規品用 LCR ESR トランジスタ テスター用ケース シルバー」という名前でヤフオクで販売されているものです。

送料別で700円でした。送料込みでも本体と合わせて2,100円程度 !!

シルバーというよりはグレーですね。ブラックもあるようです。

外観はシッカリしたつくり(ねじ穴の強度はさほどないと思われるので、頻繁な開け閉めや絞め過ぎは避けた方がよさそうです。)で、玩具が立派な測定器に変身しました(^^)/

 

3Dプリンターで製作されたものようで、一体成型物に対して、改造する場合は、注意が必要と思います。

比較的低い温度で溶解したり、特定方向に割れが発生しやすかったりします。

穴あけ加工は、小さい穴から徐々に大きくして、周辺への負担を極力軽減し、ルーター等で加工する場合もあまり温度が上がらないように連続的な摩擦は最低限とします。(すぐ溶けるので融着します。無理に外すと割れます。)

いきなり改造後、使いやすくなった?LCR-T4

LCR-T4 プチ改造電池とACアダプターで使用できます

簡単な回路なので回路図は作ってないので、回路構成の概要だけ記載します。

LCR-4TにACアダプターを接続する回路図

LCR-T4は内部で5V三端子レギュレータで安定化しているので、特に安定化して入力する必要はありませんが、使用する人がアバウトなので、使用するACアダプターがコロコロ変わることを想定して、逆接続防止にアダプターの入力はダイオードを経由して5V三端子レギュレータへ、但し、5Vでは電圧が低すぎるのでLED2個の下駄をはかせて、約9Vとしてします。(ACアダプターに接続される入力部のダイオードは、順方向電圧が高くなり電圧の高いACアダプターが必要になりますが、逆方向耐圧の高い普通のダイオードの方が安全性は高くなります….そんなに高い電圧のACアダプターは使わないでしょうからここではショトキーバリアを使用しています。)

ACアダプターからの9Vは、ショトキーダイオード経由でLCR-T4に接続。電池の入力は普通の整流ダイオード(漏れ電流が小さく順方向電圧が大きい)経由でLCR-T4に接続して、ダイオードSWによるACアダプターと電池の切り替えをするようにしました。

LCR-T4の電源オン時の電圧確認で、ACアダプターを接続しない電池だけの場合、8.00Vと表示、ACアダプター接続時は、8.55Vと表示して、ACアダプターと電池の切り替えもできているようです。念のために測定結果も比較してみましたが、差異はありませんでした。(当然^^♪)

ACアダプターは12V程度のものが必要ですが、古いトランス式のACアダプターなら、9V品とかでも小電流では12V程度ある場合があり、この場合は使用可能です。実際ここでの使用は定格9Vのトランス式のものを使用しています。(無負荷で12V程度あります)

ケースは、ACアダプター接続用の穴と側面のLED用の穴を開けましたので、ACアダプター接続時は側面のLEDが赤く光り存在感を主張します。工具を見失う私にはよいマーカーとなると思います。

副次効果で見つけやすくなったLCR-T4

改造費用は、ケース以外は手持ち部品を使用で0円なり

使いやすくなったLCR-T4 (トランジスタテスター、LCRテスター、ESRテスター)

LCR-T4 は、自作される方や古い機材を趣味で修理される方は、すでに高価な測定器をお持ちでない限り、入手されて損はない優れものだと思います。

そんなLCR-T4を電池の消耗を気にしないで、工具箱にもほり込める(本気でラフに扱うにはLCD保護の工夫が必要と思いますが)ようになり、さらに使いやすくなりました。

DIY自作派には必須の測定器 LCR-4Tがさらに便利になりました

内蔵の電池をアルカリ電池ではなく、電圧が少し低く(ACアダプターとの切り替えがより確実になる)容量の大きいリチウムイオン電池にして、極力ACアダプターで使用するようにしたら、10年以上電池交換不要になるかも....(そもそもLCR-T4自体の寿命がそんなにないでしょうけど)

ニッケル水素2次電池にして、充電できるようにする手もあると思いますが、デスクワークでほぼACアダプター使用なら、今回の改造で十分に思います。

 

おまけ

趣味でいろいろ工作する方は、以下のパーツセットを用意しておくと結構いろいろと出来ます。

おそらくすべて中国製でしょうけど、今のところ不良はなく、パーツの精度もそれなりで十分便利に使えます。但し、トランジスタなどは高周波用のものは少ないので、どちらかというと低周波領域での工作に向きます。

OSOYOO(オソヨー) 電子工作基本部品セット LED 5色 合計100PCS 金属皮膜抵抗器 30種類 合計600本 電解コンデンサ 12種類 合計120本 セラミックコンデンサー 30種類 合計300本 ダイオード 8種類 合計100本 トランジスタ 17種類 合計170本 (電子部品セット6種類)

新品価格
¥2,080から
(2018/7/19 20:21時点)

 

以前格安で入手できたこちら

CXO-050C 9.9532MHz KSS JAPAN

を改造して、10MHz VCXOを作成しました。

まずは開腹して、水晶を取り替えます。

CXO-050C 9.9532MHz KSS JAPAN の 水晶を取り外す

10MHzの水晶発振子を取り付けて、左下のコンデンサの代わりに逆極性にダイオード(本来は可変容量ダイオードを使用ですが、手持ちダイオードで5pF前後のものを選別使用)を接続して、バリコンに近い側に100kΩ抵抗経由で左下NC PIN端子に接続して、外部から電圧をかけられるようにします。

CXO-050C 9.9532MHz KSS JAPAN 改10MHz VCXOCXO-050C 9.9532MHz KSS JAPAN 改10MHz VCXO

後は元の通りに金属カバーをハンダ付けして、完成。(抵抗の足がショートしないように絶縁テープを貼るとか注意が必要)

これをオーブンに入れたらVOCXOとなるはず。

VOCXOの実験機

CXO-050C 9.9532MHz KSS JAPAN 改10MHz VCXO VOCXO化実験機

いくつか問題もあり、改良も必要ですが、手持ちの測定器やOCXOとの比較の範囲では、どちらの揺れかわからないくらいの安定性で実用性はありそうです。

実験機は電源引き回しが適当で、温度制御がハードPWM制御で約53℃に安定までに時間が必要なので、ヒータ回路の電源分離、温度制御のマイコン化など改良をして実用実験機に進化させる予定。

実用化した際には、常時通電になるので、無駄な電力消費も抑える改良も必要かも…..

ステレオランプがつかないジャンクで入手したPIONEER FM STEREO TUNER F-2050をリペアしました。

PIONEER FM STEREO TUNER F-2050 と AUREX SB-220

実家で仕事をする機会が増えそうなので、リペア後実家にAUREX SB-220と接続して設置しました。

さて、リペアの内容ですが、

故障の状態:

・ステレオランプがつかない。

・片チャネルから音が出ていない。

調査の結果:

・PLL FM Stereo Demodulator PA1001の故障

 Pre-Ampの出力がなく、Pilot信号生成回路に信号が渡っていない。

・AF Amplifier PA1002の故障

 AFアンプ自体は動作しているが、片チャネルだけミュートが解除されない。

いずれも専用ICチップなので、IC単体での入手は難しく、高価になるので、同型機もしくは同チップ使用のPioneer TX-8800などを入手して部品取りが定石となると思いますが、ここでは、実験的に外部回路で壊れた部分を補完して動作させることにしました。

PIONEER FM STEREO TUNER F-2050 内部

外部にPre-Ampを付けて動作確認(裏付けで動作実験)

PIONEER FM STEREO TUNER F-2050 PA1001 PreAmpを外付け

あっさり、ステレオランプはついて、ディレイの影響など心配でしたが、私の耳ではちゃんとステレオになっていて違和感はありません。

PIONEER FM STEREO TUNER F-2050 外付けPreAmp

表側に付け直しました。

PA1002のミュート回路は、私の使用ではあまり必要ではないので、ミュート回路をパスしました。

PIONEER FM STEREO TUNER F-2050 PA1002 故障のミュート回路をパス

パスついでに電解コンデンサをフィルムコンデンサに変更。(思いのほか音に変化がありました)

あと、これらのICの動作電圧が良く使用されている電圧(推奨電圧?)より低い電圧でしたので、安定化電源の基準電圧に下駄(ダイオード)をはかせて少し電圧を上げました。(温度補償など多少問題はありますが)

PIONEER FM STEREO TUNER F-2050 動作電圧変更

後は、調整して完了と....

FMチューナーを調整するための機材は手放してしまったので、実放送などを利用して耳調整しました。

ちなみに回路図は入手できませんでしたが、海外モデルのTX-3000/KU(こちらのSCHEMATIC DIAGRAMなら探せば見つかります)のFM部とほぼ同じ回路のようなで参考にできます。

 

 

趣味の範囲であれば、高価な専用の機材は不要と思いますので、格安の調整機材を作れないか画策中(妄想中)

その題材の1つがこれ

FMトランスミッタ ポータブル ミニワイヤレス FM トランスミッタ 70MHz~108MHz オーディオ ステレオ FMコンバータ

新品価格
¥1,660から
(2018/6/28 12:07時点)

 

KT0803L 使用したFMトランスミッタープラグラマブルなFM トランスミッター KT0803L このチップは日本では単品で入手できない模様…..残念。

しかし、この製品のコントローラchip(PIC?)を自前のPICやAVRなどのマイコンに付け替えることでLCDを含む筐体も流用でできてしまうかもしれない(妄想)

ヤフオクでは、「小型デジタル ステレオFM送信機 76~108MHz」なども利用できそうです。(ジャンパーでStereoのON/OFFもできる模様)

StereoジャンパーSWを付けるだけで、そのままでFMチューナー調整機モドキとして利用できそうです。出力レベルは設定できないのでその部分は好みで調整と(^-^;

岩通 IWATSU UC-8152 UNIVERSAL COUNTER 100MHz のリペア後

周波数カウンタが欲しくて、自作も考えましたが、汎用性や見栄えから、まずは既製品でということで、オークションでジャンクを入手しました。(最初の画像はリペア後)

岩通 IWATSU UC-8152 UNIVERSAL COUNTER 100MHz のリペア前

 

入手直後は、一番使用頻度の高いf1入力のレベルVolの軸折れで、入力レベルの調整ができません。

あと、f1/f2 のスイッチのTOPがありません。

他にもリアのコネクター部の陥没など、まさにジャンク状態のものを入手しました。

出品者に修理の手掛かりになるかもしれないでの清掃しない写真の状態での発送をお願いしたので、見栄えもまさにジャンクでした。

 

簡単な清掃の後、現状確認をしたところ、機能的には目立つ不具合はなく、私の使用範囲では問題ないようです。

以下のリペアを行いました。

1.内部を含め、全体のクリーニング

2.リアのへこみの補正。(筐体が変形して外部インターフェース基板を圧迫していた。)

3.欠損ボタントップを成形、取り付け

4.25mmの軸長のボリュームが入手できなかった為、使用頻度の低いSTOPのボリュームをf1に。新規に入手したボリューム(軸長15mm)をSTOPに

 (3つあるレベルボリュームはすべて同じ規格のものが使用されています。)

5.切り替えが困難なスイッチのリペア(ボールでロックするようになっているがこれが引っかかり切替ができない箇所が約2か所)

 

内部は、ガラス基板で如何にも計測器といった作りです。おそらく製造から40年ですが、一部ハンダに錆がみられる程度で、年月を考えると綺麗な状態です。(密閉構造ではないので、ダストの堆積は見られましたが、腐食など致命的な劣化はないようです)

岩通 IWATSU UC-8152 UNIVERSAL COUNTER 100MHz の内部1

岩通 IWATSU UC-8152 UNIVERSAL COUNTER 100MHz の内部2

めでたく製造から40年を経たユニバーサルカウンターが蘇りました。

絶対精度を確認する手段は、現時点はない(基準発振器の自作を構想中…妄想ともいう)ので、手持ちのOCXOや自作のVOCXOの周波数を測定して相対性能を見てみたところ、時間変異は少なく計測値は安定しており、趣味の範囲での利用では問題ない様です。

岩通 IWATSU SS-5704 シンクロスコープ 修理

ストレス解消&勉強?で電子工作やオールドオーディオの修理などで使用する為に、最近、ジャンクでIWATSU SS-5704 20Mhz オシロスコープを入手しました。

入手直後は、簡単な清掃程度で何とか利用できるレベルで動作していたのですが、気温が上がり室温が30℃を超えるようになってからグランドレベルが安定しなくなり、レンジの接触不良もあり、レベル読みだけでなく波形観測すら怪しくなってしまいました。

 

修理するか、修理は他に譲り、新たに入手するか….

 

結局、修理を進める一方、テスターだけで故障個所特定が難しいのと交換部品の入手に出費が必要な場合も考えて、オークションでの新規入手も視野に物色も並行して進めることにしました。(最低入札価格でのみ入札、競合入札となったら下りるルールで参加)

ことごとく、入札したオシロスコープは落札できず....

修理の方は、少しでも温まるとCH1/CH2ともにGND設定でもレベル変動が始まることから、垂直増幅アンプVertical Main Amplifierの基板のどこかに問題があると推測して調査をすすめました。

IWATSU SS-5704  VERTICAL MAIN AMPLIFIER

写真はコンデンサ交換後で、オレンジのフィルムコンデンサ4個が新しくしたものです。

回路図を見ながら、テスターで追いかけました。

ちなみにこの部分の回路は、SS-5705とプリント基板の共通化の結果か?SS-5705の回路図に近い回路になっているようです。(もちろん、ない機能の回路はありません)

 

結果、最終段のトランジスタの入力までは問題ないようです。

(テスターで電圧の揺れのあるなしだけの判断なので....汗)

こんな時はアナログテスターが良いのですが、また壊してしまった( ;∀;)ようで、デジタルテスターで追跡

120Vラインの変動と最終段のトランジスタの劣化を疑いました。

高耐圧トランジスタは手持ちになかったので、オークションで探しつつ、別の原因を探りました。

120VラインでRCフィルター/積分回路を形成しているフィルムコンデンサーが若干温度も高いようで怪しい雰囲気でしたので、トランジスタの前にフィルムコンデンサーを入手して交換してみることに

岩通 SS-5704 交換したコンデンサ

外して容量を測定してみると、バラツキも大きく、いずれもスペックに対して20%以上容量が減っていました。

結果、修理した本人もびっくり!(^-^;

完璧です。

見事にグランドレベルが安定しました。

なんだか全体的な発熱も少なくなったような落ち着いた雰囲気を感じます。(まさに気分でしょうけど)

トランジスタの手配前で良かった。実は保守用にジャンクの同型も入手を検討していました。

気を良くして、接触不良が分かっていた部分も保守。

触れる場所は、無水アルコールで掃除、コンタクト部分にだけ接点復活剤を塗り、触れない部分は、無水アルコールやライターオイルをしみこませてカチカチ

通常使用する分には、まったく問題ない状態になりました。

 

パチパチ

 

 

私が大学生だったころの製品で、1979年?製造のようで39年位経過しています。これだけしっかり動くのは立派なものです。

当時、日立がトランジスタ製格安オシロを販売していたのをバイトでお金を貯めて買ったのを覚えています。同時期の製品ですが、当時の新品で入手したものより、39年経たこの子の方がシッカリしている(信頼と安心感がある)ように感じます。

当時、岩通と言えば、(私の中では)テクトロに次ぐ、入手したくても高嶺の花だっただけはあります。

Toshiba Aurex SB-220 を改造 その2

トーンコントロール回路の電磁シールド

缶詰の蓋を材料にしっかりした電磁シールを作り、最終対策としました。

左右の周波数特性の違いの原因

AUREX SB-220 周波数特性 左側

AUREX SB-220 周波数特性 右側

低音域も少し違いますが、10KHz以上の高音域が大きく特性が異なります。

原因を調査した結果、もともと回路パターンとRLシールドケーブルなどで左右のクロストークが大きく、特にLからRへの漏れが大きい(ラインインピーダンスとパターンの違いにより左右でクロストークの大小の差分が出ている?)のと、ラウンドネス回路のR側信号にぶら下がっているセラミックコンデンサ(ラウンドネス ON時に広域をブーストするパーツ)がクロストークで微妙に働いてしまっていることが分かった。

ボリュームのCTに接続しているラウンドネス回路を取り外すと左右が誤差程度の差分(左右のクロストークが比較的大きいので、最近のアンプなどに比べると随分違うが(^-^; )となる。

左右の周波数特性の違いを減らす対策

ラウンドネス回路のR側信号にぶら下がっているセラミックコンデンサをパターンではなく空中配線に変更しました。これで50kHz辺りでのハイ上がりはなくなりましたが、相変わらず、10Khz以上でのLからRへのクロストークが大きいので、インピーダンス差が少ないボリュームに交換しました。

ボリュームを交換

念のため、ボリュームにも電磁シールドもしておきました。

これにより左右とも許容範囲?、少なくとも心情&試聴的にも許せる程度になりました。おそらくバランス ボリュームも左右特性の良いものに交換すると良いのでしょうが、MN型の2連ボリュームは安物でも高価な(本体を入手した価格より高い)ので、今回は見送り。

さらにホワイトノイズの原因の多くはライン周波数の倍数の様なのでブリアンプ部の電源平滑コンデンサを470uFから1000uFの容量UPしました。

(この取り付けに基板に穴をあける必要があり、ミニルータを使用しましたが、調子が悪すぎましたので、前の記事のルーターの改造となりました。)

手持ちのボリュームはローレットシャフト出なかったので、できるだけ違和感が少なそうなポテンショメータシャフトに対応したツマミを手配しました。

ポテンショメータシャフト対応のボリュームツマミ

上がオリジナルで、下側が今回入手したもの

SODIAL 38x22mmアルミ合金音量ノブ 6mmポテンショメータシャフトの為 シルバー

中国から直送のようで入手までに13日程かかりましたが、綺麗な仕上げでした。

元々のつまみに対して、アルミ削り出しのボリュームツマミ

上のオリジナルに対して、若干径が大きいのとアルミ削り出しで重量感があります。

仕上がり試聴

新しいボリュームも違和感なく、少し大きくなったのと艶消しの感じで、全体的に高級感が出たように思います。

 

自己満足ですが、良いんです。(^_-)-☆

 

音は、もちろん好みのままで、音の定位がくっきりしたように感じますし、全体的なホワイトノイズもスピーカの横を通っても気にならないレベルになりました。

ホワイトノイズは、今回部品がなく交換しなかったパワーアンプ部の平滑コンデンサーを3300uFから容量アップすればより小さくなりそうなので、余裕が出来たら交換してみたいと思います。

 

昔、ヤフオク1円オークションで落札したルーターが使えないので、改造してみました。

ヤフオク 1円オークション ルーター セット

充電直後の数秒は使えるので、ちゃんと充電できてないと思われます。NiCd 単3 3本直列にACアダプタを直結して充電するようになっていたので、充電回路の追加と充電中の表示のLEDを付けてみました。

充電回路を追加したルーター追加した充電回路

元々のACアダプタでは電圧(定格6Vなのに5.4V程度)が低すぎて、想定の充電電流が得られないので、実測9VのACアダプタを使用するように変更しました。

ルーターに充電中 LED点灯

残念ながら、いい加減な計算で、変動要素の多い回路を使ったので、充電はシッカリできるものの以下の問題があり

  • 制御トランジスタが少々アチッチ
  • 充電が進んでもLEDが点灯したままになる。

なので、回路は公開しません。(オリジナル回路ではないですし...)

充電電流は150mA程度のようなので、まぁ、NiCd過充電で発熱はないということで、とりあえずこのまま。そのうち気が向いたらもう少しちゃんとした充電回路にしよう。

 

とりあえず、使えるほどにしっかり動くようになった。

めでたし!めでたし

Toshiba Aurex SB-220 を改造

気になる微かなラインノイズ

左チャネルだけ、耳を近づけるとやっと聞こえる程度のラインノイズが乗っています。

ヒアリングポジションなら、気にしなければ済む程度なのですが、やっぱり気になるので調査しました。

ラインノイズ発生元の調査

丁度、中古でシンクロオシロが格安で入手できたので、これで波形を追ってみました。

スピーカ端子で、確かにライン周波数に同期したノイズを左チャネルだけで観測(右チャネルでも観測限界レベルで微妙に観測は出来るが試聴結果では認識できないレベル)

プリアンプ部を切り離すと全く発生しないので、プリアンプ以前で発生している。

このアンプの回路構成は、

セレクタ⇒バランス⇒(ラウンドネス)⇒ボリューム⇒1石アンプ⇒1石トーンコントロール回路⇒パワーアンプ

となっており、シンクロの解像度では、パワーアンプの入力部でラインノイズの波形を観測できませんが、各回路をつなぐコンデンサを付け外しで切り分けした結果、コントロール回路で発生していることが判明。

さらに調査した結果、コントロール回路の低音部のフィルムコンデンサに距離は2cm程度離れているが近接するACヒューズ辺りから電磁ノイズが乗っていることが判明。

この部分は、直流的には完全に宙ぶらりんになっているので、外来ノイズ受け易い部分なので、この結果は納得できます。

ラインノイズ対策をする

元々ここにGNDシールドを付けられる設計だったが、50Hzでは問題なかったので省かれた?……シールド取り付けに丁度よいグランドパターンがありましたので、それを使用して簡易的な電磁シールドをしました。

AUREX SB-220 ラインノイズ対策

結果、見事にラインノイズは観測されなくなり、気になってしょうがなかったラインノイズから解放されました。

気のせいかもしれませんが、何となく音全体の透明感が増したように感じます。

最後に

今回の調査の延長で、

ホワイトノイズの原因は、ボリューム周辺であること。

視聴可能領域外で左右の特性に差分がある要因は、ボリューム/CTとバランス抵抗にあること。

が判明していますので、ボリューム(手持ちあり)とバランス(入手性が??)の交換も検討したいと思います。

 

このアンプ、以前にも書きましたが、部品の(精度を除いて)品質は大変良いようで、調査の工程で一部のコンデンサやトランジスタを交換はしましたが、いずれも顕著な劣化など不良の部品はありませんでしたので、現役のアンプも多いかもしれません。

もし、SB-220をお持ちで左チャネル(L)でラインノイズが気になるようであれば、お試しください。(くれぐれもショートさせないように)

責任は持ちませんが(^-^;

ミニコンポ用のジャンク スピーカーの改造Fix

電解コンデンサの仮改造結果が良い感じなので、電解コンデンサをフィルムコンデンサー置き換えました。

フィルムコンデンサを購入

海外製のフィルムコンデンサーAmazonで購入したDayton Audio フィルムコンデンサー  

マニアご用達のDayton Audio フィルムコンデンサーです。

予想以上に大きくて、実装を考えないといけない場合がありそうです。

完成して、試聴中

ちょっとサイズが大きいのと、これでFixするつもりで、実装後、ホットボンド グルーガンを使って固定しちゃいました。

Dayton Audio フィルムコンデンサー 取り付け

さて、簡易吸音材も詰めて、スピーカの留めねじもピカールで磨いて、完成!!

試聴開始です。

いきなり、なんだこのクリアな高音は!!

今回は、少々事情で前回試聴したアンプと異なるアンプなのもあるかもしれませんが、ミニコンポの変なスピーカーが化けました。

今夜のビデオ鑑賞は、このスピーカーを使ってみようか……

 

 

 

 

スピーカーを自分好みに改造する新しい趣味が増えてしまった。(^-^;

プチ 音質改善したPanasonic SB-HD75ですが

低音が強すぎるのかと対策したのですが、やっぱり高音が出ていないようで、オカシイ….

もう一度分解して、スピーカーのネットワークを調べてみました。

Panasonic SB-HD75 2WayスピーカーのネットワークPanasonic SB-HD75 2Wayスピーカーのネットワーク 裏側

裏側に振動防止のゴムやケーブルにもスポンジをかぶせてあり、部品&ケーブルも接着剤で固定してある等、最低限の回路でちゃんと作っているように見えます。

LOW側は、6オームのスピーカーに0.27mHのLが直列されていますので、3.5kHzがカットオフ周波数に設定されているようです。が、High側がおかしい….

High側は、6Ωのスピーカーに1.5オームの抵抗(アンプ側)と1uFの無極性電解コンデンサが直列に接続されていました。これではカットオフ周波数が26kHz???変なことになっているように思います。実際High側からの音が…..

で、8KHzを鳴らしてみると....音がめちゃ小さい....

しかも、High側の接続は、わざわざプラス側とマイナス側を逆に接続しているように見えます。(後で、SP単体の極性試験をした結果、やはり通常とは逆に接続されていました。)

いざ、2Way スピーカーのネットワークを改造

そんな大げさなことではないですが、改造内容は、

  • カットオフ周波数が3.5kHzあたりになるよう無極性電解コンデンサ1μFを4.7μFにする。
  • High側のスピーカーの接続を正しく(?)接続する。

4,7μFは本当はフィルムコンデンサが良いのでしょうけど、あいにく手持ちにありませんでしたので、先日ふる~いアンプから外した沢山の電解コンデンサの中から、10μFを2個使った簡易無極性電解コンデンサの5μFで改造してみました。

Panasonic SB-HD75

交流にして15V程度と少々、耐圧が心もとないですが、大音量で鳴らし続けることはないですし、とりあえず、お試しということで(^-^;

Panasonic SB-HD75 2Way スピーカーの改造したネットワークの取り付け

元通りに吸音材モドキも入れて

Panasonic SB-HD75 2Way スピーカーの改造したネットワークの取り付け 元通り

完成!!

試聴してみました

ちゃんと高音出ています。

Panasonic SB-HD75 2Way スピーカーの改造したネットワークの取り付け後、試聴中

アンプは、ちゃんと好みの音で鳴ってくれるのですが、特性測定の結果や無音時のかすかなノイズが気になり、調査中のAurex SB-220に、ちょっと協力してもらいました。そのうえは、HOでジャンクで入手して、簡単な修理とお目覚めのエージングの結果、快適に動作しているSANSUI CD-α317にも協力いただいて、試聴しています。

まぁ、ミニコンポ用スピーカーですのでそれなりではありますが、まともに聞ける感じになりました。

最初に使ったAudio Check CDで位相チェックなど一通り確認しましたが、問題ないようです。

やっと、しっかりしたエンクロージャーの作りと低音の強めに出る特徴に、高音がバランスよく出るようになった感じです。

暫く、こちら↓を聴いていました。

GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクション(完全生産限定盤)

 

1本最後まで試聴してしまいました。

以前は耐えられなかったので、かなり改善されたということでしょう。

手元で

Panasonic SB-HD75 2Wayスピーカー 改造

これが眠っている方は、保証はしませんが、試してみてはいかがでしょう。

ネットワークごとこちら↓に入れ替えるでも良いかもしれません。

uxcell 周波数分周器 クロスオーバーフィルター 3500Hz 2ウェイスピーカーシステム用 130W  2個入

 

 

注意:

もし試される方がいたら、比較的リスクが低い場所ではありますが、最悪はアンプを壊すので、コンデンサーは、耐圧が十分あるものを使用してください。やたら高価な海外製のもの↓でなくて、

[MF15] Dayton Audio フィルム・コンデンサー(250V) 4.7μF

 

一般的なフィルムコンデンサー 4.7μF250Vなどなら100円以下で購入できると思います。

例えば、http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-11712/ など

直接、お店で購入できない場合、送料が発生してしまいますが、Amazonで購入なら、

メタライズドポリエステルフィルムコンデンサー 250V 4.7μF

 送料を計算すると、Primeユーザーなら高価なDayton Audioの方が安くなるようですので、通販で購入ならオーディオマニアから高評価されている海外製のフィルムコンデンサー を試すのもありかもしれません。