周波数カウンタが欲しくて、自作も考えましたが、汎用性や見栄えから、まずは既製品でということで、オークションでジャンクを入手しました。(最初の画像はリペア後)
入手直後は、一番使用頻度の高いf1入力のレベルVolの軸折れで、入力レベルの調整ができません。
あと、f1/f2 のスイッチのTOPがありません。
他にもリアのコネクター部の陥没など、まさにジャンク状態のものを入手しました。
出品者に修理の手掛かりになるかもしれないでの清掃しない写真の状態での発送をお願いしたので、見栄えもまさにジャンクでした。
簡単な清掃の後、現状確認をしたところ、機能的には目立つ不具合はなく、私の使用範囲では問題ないようです。
以下のリペアを行いました。
1.内部を含め、全体のクリーニング
2.リアのへこみの補正。(筐体が変形して外部インターフェース基板を圧迫していた。)
3.欠損ボタントップを成形、取り付け
4.25mmの軸長のボリュームが入手できなかった為、使用頻度の低いSTOPのボリュームをf1に。新規に入手したボリューム(軸長15mm)をSTOPに
(3つあるレベルボリュームはすべて同じ規格のものが使用されています。)
5.切り替えが困難なスイッチのリペア(ボールでロックするようになっているがこれが引っかかり切替ができない箇所が約2か所)
内部は、ガラス基板で如何にも計測器といった作りです。おそらく製造から40年ですが、一部ハンダに錆がみられる程度で、年月を考えると綺麗な状態です。(密閉構造ではないので、ダストの堆積は見られましたが、腐食など致命的な劣化はないようです)
めでたく製造から40年を経たユニバーサルカウンターが蘇りました。
絶対精度を確認する手段は、現時点はない(基準発振器の自作を構想中…妄想ともいう)ので、手持ちのOCXOや自作のVOCXOの周波数を測定して相対性能を見てみたところ、時間変異は少なく計測値は安定しており、趣味の範囲での利用では問題ない様です。