TA-V715が予想外に良かったので、LXU-OT2を復活させました。
あっさり動いてしまい、音も予想に反して良い感じなので、過去に作りかけで放置していた自作インターネットチューナーに乗せてあったラックスマンLXU-OT2を取り外して、TA-V715にUSB接続できるようにしました。(内蔵予定でしたが、最終的には外付けにしました。)
プログラム作成中に忙しくなり、放置状態になっていた自作ネットワークチューナーです。かなり手抜き(^-^;の作りですが、フロントパネルに液晶表示もあり、外付けにLCDとキーボードをつなげることでPC的な使用もできるように作っていました。
そのうち気が向いたら、RaspberryPiをアップグレード、RaspberryPi専用のDACを付けてハイレゾチューナにしても良いかもしれないので、残骸も大事に保管しておきます。
接続するにあたり、LXU-OT2をライン専用に改造
さて、取り出したLXU-OT2ですが、すでに結構手が入っていますが、コンデンサ類の変更は、好みで変わるのでここには記載しませんが、音に関係する部分も変更されています。(音響専用コンデンサーなんぞは使っていません。グラムいくらで購入した国産コンデンサを使用しています。)
改造の肝は、USB電源からの完全切り離しと仮想グランドの強化となります。
初期状態では、USBの5Vで動作することで、どうしてもPCからのノイズが乗ってしまいます。完全に外部電源仕様に変更します。
- 部品削除(L3)これでボード上で12Vを作る昇圧回路への電源供給がされなくなります。
- USBコネクタ+5VとC18をつなぐパターンカット(裏側)
- 昇圧回路とL2をつなぐパターンカット(表側)
- C18とL2をパターンカットした側を布線(外部電源15V以上の場合、保険にダイオードを2個直列※)で接続
※3.3VレギュレータLD1117DT33TRの最大入力が15V(消費電流が少ないので18VまでOK?)の為、ダイオードで電圧降下(約1.5V)させる。
- 上記の布線のところへ、外部から5V~16V(使用するオペアンプ次第)を供給する。
初期状態では仮想グランドは抵抗分割でAC的にはコンデンサでバイパスとなっていますが、コンデンサの利かない領域では変動してしまいますし、RL共通ですのでセパレーションの悪化につながりますので、使用しないヘッドフォン用のオペアンプで現状の仮想グランドを補完して変動しないようにします。
- C16,R16,R4削除
- C21,R26,R14削除
- R1,R15,C45ショート(部品を削除しないでショートでOK)
- R21,R24,C32ショート(部品を削除しないでショートでOK)
- イヤホンジャックのRLをショート(イヤホンジャックは削除でOK)
- 上記RLショートからC7の+側へ布線
- U2オペアンプはドライブ能力もあるNJM4556ADのままでOK
- そのほかVR1も削除(実装の邪魔ですし、LINE-outへ少なからず影響するかもなので)
以上で、仮想グランドは、電源の中間電位に固定され、音声信号はオペアップの能力次第の±フルスイングが可能になります。
これで、レンジ、セパレーション、周波数特性、ノイズすべて改善されたはずとなります。
ライン専用に改造が完了したLXU-OT2をケースに入れる
TA-V715に内蔵して電源もTA-V715から供給を考えていましたが、適当なケースを見つけたので、外付けに変更しました。
ただのタッパーです。3個で108円、あまりは台所で使用予定。
ACアダプターでDC入力できるようにしてあります。今回は、電源には手持ちのTRIOの無線機用の電源(トランス式の安定化電源)から13.5Vを供給しています。
こんな感じで、アンプTA-V715のAUX INに接続しました。
悦にいって観賞モードになったのですが、なにやらおかしい…..低レベルで音が乱れています。
どうやらアンプの出力リレーの接触不良があるようです。確認でリレーのハンダ面をショートすると問題は発生しません。
手持ちの新品のリレーと交換。
オムロン製のリレーで、コンタクト数が違うので余ったピンはまげて実装しました。透明なので汚れ具合も簡単に確認できます。
元々ついていたのは、この黒いタイプ。そのうちきれいに掃除して次回のメンテ用のパーツに転用しよう。
これで、安心して視聴できます。
オーディオ テスト CDで一通り確認して問題はなさそうです。爺の耳ではですが…..(^-^;
山口百恵のベストヒットCDは、ガンガン0dB付近を出してきますが、USB-DACのボリュームMaxでも歪んではないようで力強い音楽を聞かせてくれます。
映画もなかなかの臨場感…..ん~自己満足の世界
PCソースで満足が得られない方は、アンプやスピーカーの変更の前に以下の様なUSB-DACを使用するとノイズ感が減り、セパレーション、周波数特性も改善されるかもしれません。
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少し高くなりますが、はやりのハイレゾ対応にしておくと長く楽しめるかもしれません。
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AV環境では、HDMI接続で音声だけをアンプに流すにはAVアンプが必要となってしまいますし、
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などは、HDMIしか出力がありませんが、以下の商品を利用することで、愛用のオーディオアンプで音声を鳴らすことができるようになります。(テレビのアウトプットをアンプに接続する方法もありますが、テレビの内蔵DACの性能が気になりますし、どうしてもノイズが増す傾向になります。)
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テレビに接続されるHDMIケーブルの途中に入れます。(IN/OUTを間違えないように)
オーディオが分離されるので、オーディオ出力をアンプにつなぐだけ。アナログ接続(PINケーブル)の場合はstereo(2ch)モードでないといけないようです。
Fire TV Stickに接続しての使用を検討していたのですが、結局PCでAmazon Primeビデオを見ているので、Fire TVは出番がなくなり、仕様と評判の調査にとどまっています。