以前格安で入手できたこちら
を改造して、10MHz VCXOを作成しました。
まずは開腹して、水晶を取り替えます。
10MHzの水晶発振子を取り付けて、左下のコンデンサの代わりに逆極性にダイオード(本来は可変容量ダイオードを使用ですが、手持ちダイオードで5pF前後のものを選別使用)を接続して、バリコンに近い側に100kΩ抵抗経由で左下NC PIN端子に接続して、外部から電圧をかけられるようにします。
後は元の通りに金属カバーをハンダ付けして、完成。(抵抗の足がショートしないように絶縁テープを貼るとか注意が必要)
これをオーブンに入れたらVOCXOとなるはず。
VOCXOの実験機
いくつか問題もあり、改良も必要ですが、手持ちの測定器やOCXOとの比較の範囲では、どちらの揺れかわからないくらいの安定性で実用性はありそうです。
実験機は電源引き回しが適当で、温度制御がハードPWM制御で約53℃に安定までに時間が必要なので、ヒータ回路の電源分離、温度制御のマイコン化など改良をして実用実験機に進化させる予定。
実用化した際には、常時通電になるので、無駄な電力消費も抑える改良も必要かも…..